生活

本を読むということ

本を読むということを皆さんはどうお考えでしょうか?

そもそも一口に「本を読む」といっても、本にも色々あります。

漫画でしょうか?
小説でしょうか?
ビジネス書でしょうか?
それとも哲学書でしょうか?

そして皆さんは本を読む時、何を求めていますか?

笑いたい?
ドキドキしたい?
学びたい?
それとも別世界に浸りたい?

当たり前ですが、本に向き合うときの状況は人それぞれ違うでしょう。

そして本に求めることもまた、人それぞれです。

今回は本と向き合うことについて、私の経験も交えながら考えを深めたいと思います。

本は頭と心の栄養剤になる

私は、本は頭と心の栄養剤になると考えています。

なぜか?

まず活字に触れることで脳が活性化することは特に言う必要もないでしょう。

小説であれば情景を思い浮かべながら、
ビジネス書であれば著者の経験などを基に、自分の環境と照らし合わせながら物事を考えます。

そして同時に心にも影響を及ぼします。

この時のこの人物の感情は?
甘酸っぱい恋愛描写にドキドキしたり?
ビジネス書での目新しいノウハウに心躍ったり?

本はいつの時代も私たちに新しい世界や、生きる知恵、そして楽しみを与えてくれます。

漫画は本か?説

漫画を本と呼ぶかについて昔から賛否両論があります。

ちなみに私は漫画は本と呼ぶべきものだと思っています。

私は子どもの頃は「漫画ばかり読んでいたら勉強にならない」と家族から言われていました。
しかし本当にそうなのかな?と思います。
というか「本は勉強するもの」という観点だけあればいいというのは少々乱暴な気がします。

ちなみにですが、あくまで本は
こちらから本の世界に出向いていく必要があるというのは大前提だと思っています。

この前提のもとで言えば、情景などを想像する力を育むには小説が優位に立つでしょう。
(まぁそもそもそういう力を育むために小説を読む人は少ないとは思いますが)

かたや漫画は絵とテキストの情報が同時に目から入ってきます。
登場人物の表情や、立っている場所の雰囲気の情報が見れば一発でわかります。
おそらく漫画は本じゃないと言っている人はこの「受け身のみになりやすい部分」を取り立てて言っているのでしょう。

しかしそれら要素は読者の心を揺さぶって感動させるという点では十分すぎる要素だと思います。
あとは読者本人がどう解釈するかです。

個人的に漫画の少し残念に思う部分は
物語が最高でも絵が気に入らないとどうも踏み込みにくくなってしまうということです。

どんなにご長寿の人気漫画であっても「この絵、苦手だな」と思ったら読むことに疲れてしまいます。

しかし、それも見方を変えれば「なぜ苦手なのか?」を考えることで
自分の好き嫌いを棚卸しすることにも繋がります。

漫画でも小説でもビジネス書でも、そんな学びの視点を持って向き合えば、
意外な発見ができるかもしれませんね。

本からは何かを得なければならない?

さて、ことビジネス書界隈では、効率的に読み、そして役立てなければならないというような風潮があります。

確かに、せっかくお金を払って本を買って、時間まで使って読むわけですから、何かを掴みたいですよね。

ですが、血眼になって本と向き合うというのはあまりオススメできません。
読み終わった後に徒労感が残ってしまうかもしれません。

そして個人的に思うのですが、1冊の本を1回読んで、その本との関係を終わらせるのはもったいないなと思います。

私も今まで何回も同じ本を読み直したりしています。

それは読む度にその時の自分の環境が違うので、見る角度が変わるためです。

「あの時はここが気になったけど、今回はここが気になった」など
毎回違う感覚を得るのを楽しんでいます。

「何かを得なければならない」という病気のようなものに取り憑かれずに、
もっと自由に、本と向き合うことを楽しめばいいと思います。

本は紙派?電子派?音声派?

スマートホンの普及により、一昔前に比べて電子書籍はずいぶんとポピュラーなものになりました。

「置き場所に困るから電子以外はありえない」という人もいるでしょう。
というかちょっと前まで私もそうでした。

私は今は完全に使い分け派です。

頭に入りやすい形態や考えやすい形態が本によって異なるので、
基本はkindleで、読み込みたいと思ったものは紙でも購入し、散歩や通勤時用にオーディブルも利用しています。

オーディブルはプロの読み手さんが小説などの感情表現も上手にやってくれているので、すごく聞きやすいです。
まだ使ったことのない人は無料で利用できる期間などもありますので利用してみることをおすすめします。

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また、電子書籍サービスkindle unlimitedもオススメです。
月額980円で200万冊以上の本が読み放題なのですが、プライムデーなどの特別なサービスデーであれば、
セール価格(私が登録した時は199円でした)で2〜3ヶ月読み放題になります。
是非チェックしてみてくださいね。

kindle Unlimited
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私の体験

私は子どもの頃からあまり本を読んでいませんでした。

親から無理やり課題図書のように与えられたことはありましたが、読むのが辛かったのを覚えています。

夏休みの読書感想文は本当に苦手で、ネット上に転がっている誰かが書いた感想文を書き写して提出していました。

そんな状態で大学生の終盤、
就職活動を終え、単位も取り終え、時間を持て余していた頃にフラ~ッと立ち寄ったブックオフでハリーポッターの小説を手に取りました。

1冊読み終え、そこから癖になるかのように2冊目、3冊目と読んでいきました。
そして大学の友人達にオススメの本を教えてもらいながら、色々読み進めていくようになりました。

社会人になってからそのエピソードを話した時、周りからは鼻で笑われていました。
おそらく周りは「もっと仕事に役立つものを読めよ」と思っていたのかもしれません。
しかし私の読書するという習慣が身についたのは間違いなくハリポッターだったのです。

本屋にはそんな人生を動かすような出会いがあることも大学生のときに学びました。

本を読む習慣がない人もフラっと立ち寄ってみてください。
そしてその時にオススメなのが普段立ち寄らないコーナーをチラッとでもいいので見てみることです。
いつか意外な出会いがあるかもしれませんよ。

みなさんに本を通じて素敵な出会いがありますように。

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