みなさんこんにちは。
今回は書評記事です。
武蔵野大学アントレプレナシップ学部の学部長であり、
LINEヤフーアカデミアの学長などを務め、
様々な肩書を持つスーパービジネスマンである、
伊藤羊一さんの著書「1行書くだけ日記」を読ませていただきました。
そして自分でもその日記を2週間程度書いてみましたので、
今回はそのことについて書いていきたいと思います。
1行書くだけ日記とは?
「1行書くだけ日記」とは、著者の伊藤羊一さん考案の記録法です。
読んで字のごとく、本当に1行書くだけ(ほぼ)の日記です。
ひとつ忘れてはいけないことは「振り返ることを大切にする」ということです。
これは「毎日自分との対話」を大切にすることで自己理解を深めることに繋がると著者の伊藤さんは言います。
自分の生活の中で
何が気になっているのか?
どんなことが引っかかったのか?
テンションが上ったことは?
好きに思ったものは?
などなど、毎日の中であったこと、出会ったことを記録します。
この手法を見た時に最初に思ったのは
とにかくハードルが低い!面白そう!
今まで筆者もNotionやiPadで日記のようなことはつけていたのですが、
なんだかんだ言いながら時間が取れずにフェードアウトしてしまいました・・・。
現在続いているところを見ると自分でもお気に入りの記録法をだと思っています。
【第一段階】何をしたのか?
まずは「その日に何をしたのか?」を記録します。
そしてしつこいようですが、マジで「1行書くだけ」です。
著者いわく、「ちょっと物足りないかも」ぐらいがちょうど良いとのこと。
スマホでも紙でも手帳でも、記録媒体は何でもOK。
とにかく言語化することが大事です。
【第二段階】So What?(自分にとってどんな意味がある?)
次はあったできごとを振り返ります。
日々のできごとは目の前をものすごいスピードで過ぎ去っていきます。
ですがそれらを捕まえて自分事として考えてみる。
この「一度考えてみる」段階がとても大事です。
「なんでそう思ったのか?」「前の時との違いは何なのか?」
など、とにかく考えて言語化します。
私もそこからスルスルと考えが浮かんでくる感覚がありました。
【第三段階】そうか!(aha!)
いわゆるaha体験の部分です。
第二段階のSo What?で自分の中での気付きに対して
「こういうことが言えるのではないか?」
という一つの答えを導き出します。
もしその日に答えが出なくても日を置いて考えたら後で気づくこともあります。
この「そうか!」と気づく体験が自分の血となり肉となっていきます。
【第四段階】やってみよう(Action)
気づいたらあとは何らかのアクションを書いてみます。
ちなみにこの段階は必須ではないとのことです。
ですが、やることが見つかった日は爽快です。
目の前の霧が晴れていって目的地が見える、そんな感じになります。
更に振り返る(中振り返りと大振り返り)
「どんだけ振り返るねん」と思うかもしれませんが、やはり振り返りは欠かせないようです。
毎日の振り返りをつなげて共通点を見つけ、新たな発見に繋がります。
中振り返りは週1回程度、大振り返りは半年に1回程度行うとのことです。
そして1つ、とても大事なことですが
気づきは変わっていく
ということです。
頑なに1つの気づきに固執せずに、「気づきは変わっていくことがある」というスタンスでいることが大事です。
筆者(がたろー)の場合
ひとつここで私のとある1日分を紹介しておきます。
①祖母の3回忌があった。
②祖母との思い出を振り返ることが供養になる。
③◯回忌というタイミングは、自分の人生でのポジティブな部分を振り返って満足感が増すと気づく。
④法要は振り返る意味でも大事にしていこうと思う。
とまぁこんな感じでした(法要を例に出してすいません笑)。
自分で思ったのは「3回忌だけやった事実だけ」だとその日が過ぎ去ったらおしまいです。
ですが、人生の満足感(筆者は大の祖母っ子でした)にまで考えが及んでいくとは思いませんでした。
終わりに
以上、「1行書くだけ日記」の紹介でした。
本書を読んでいただいたほうがより具体的に書き方がイメージできると思いますので、
1度手にとってみることをオススメします。
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ちなみにこの記録法、赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」と組み合わせて考えていくと、より効果的だなと思いました。
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書き続けてみて思ったのはだんだん考えてみることに慣れていく感覚があります。
これからも続けてみてまた大振り返りのタイミングでも気づきを皆さんにシェアしたいと思います。